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お葬式の大切さをもっと理解してほしい

お葬式を軽んじる人が増えてきた

お葬式を大切だと思っていない人が増えているのは、深刻な社会問題です。
儀式は意味がないもので、火葬さえしてくれればいいと考える人が増えているのです。
そこまでは考えずとも、宗教無しの葬儀を行ったり、檀信徒なのに平気で他の僧侶に依頼したりと、その状況の荒廃ぶりには目を覆いたくもなります。


法事の項目で述べたことと同じですが、お葬式の意味を理解できていないから、こうした社会問題が起きているのです。
さらにお寺にとっては、将来の経済的基盤をも揺るがしかねない問題です。
そして現状では、この大きな流れを止めるすべは無いように見えます。


しかし、お寺としては、手をこまねいて見ているわけにはいきません。
お葬式の意味は、あらゆる局面で伝えて行かなくてはなりません。


最近、私が提案しているのが、エンディングノートの利用です。
エンディングノートは、自分のお葬式はどのようにしたいかを書き残しておくものだと、一般に思われています。
それはそうなのですが、それ以上に、自分の人生を振り返り、病気や死に対する自分の考えを確認していくプロセスでもあるのです。


これを檀信徒の方々に勧めることで、お葬式の意味を再認識してもらうのです。


全檀信徒に送付するのもいいのですが、何の解説も無しに見せられても、びっくりしてしまう人もいるかもしれません。
基本的には、直接お話をする機会のあった檀信徒に、解説を加えながらプレゼントすることがいいと思います。
もちろん勉強会を開いて、お互いの人生をかみしめ合うというのもいいでしょう。


エンディングノートは、ただ受け身で、お葬式の意味を聞くのとはことなり、自分の人生や死、病気、お葬式を考えることを通して、自分でお葬式の意味を考えているためのものです。
受け身で聞いた話はスグに消えてしまいますが、自分で考えたことはその後も永遠に残ります。
そして自分の考えとして、他の人にも伝えてくれるでしょう。


意義を説き続けることは大切ですが、檀信徒にちょっとした刺激をあたえて、考える機会を与えるというのも、時々は行うといいでしょう。


お寺用エンディングノート

寺院デザインでは、エンディングノートを利用して法事やお葬式への意識を高める提案をしています。
お寺用エンディングノート」をご覧ください。


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