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葬式仏教で熱い議論

葬式仏教の価値向上について、みんなで考えていこうという「葬式仏教価値向上委員会」が、7月22日、23日の2日間にわたって行われました。
 

 
 通常のセミナーとは異なり、参加者が意見を交わして、研鑽していくのがこの「葬式仏教価値向上委員会」です。
 
 
 
冒頭で、弊社代表の薄井が「葬式仏教宣言!」と題して講義。
続いて参加者の方々が参加して、葬式仏教の未来について議論をしました。
議論は多岐にわたり、次のような意見交換がなされました。
 
・葬儀そのものの魅力は何なのか?
・葬儀の魅力を壇信徒や参列者にどうやって伝えるか?
・参列者に儀式をもっと良く理解して、味わってもらうためには?
・お布施の目安を聞かれた時、どんな対応をしているか?
・お布施の意味をどう説明しているか?
・霊魂をどう説明するのか?
・永代供養墓の運営をどのようにやっているか?
・人の心に響く法話とは?
 
意見交換は、二日ともに白熱し、終了予定時間をオーバーし、会場の利用時間ぎりぎりまで続きました。
 

 
参加者が、これほどまで真剣に参加してくださったのは驚きです。
実は、葬儀関連の月刊誌『フューネラルビジネス』の記者が取材に来ていたのですが、「こんなに真剣にお葬式について考えているお坊さんが、こんなにたくさんいるのが驚きだった」と言っていました。
彼は、何度か、僧侶の集まりなどに参加したことがあるそうですが、いろいろ問いかけをしても、あまり考えもせずに適当な答えをする人が多かったらしく、「お坊さんというのはそんなもんだ」と思っていたそうです。
今回の取材も、「実は、最初はあまり期待していなかった」と本音を漏らしていました。
それが会場に来て、参加者の熱い議論を目の前にして、「ああ、お坊さんにもこんなに真剣な人がいるんだ」と認識を新たにしたそうです。
 

 
「葬式仏教価値向上委員会」は、講師からの一方的な情報提供で終わるセミナーとは違います。
参加者が、意見を交わし、議論を行って、「葬式仏教」の「価値」を「向上」させていく研究会です。
その意味では、今回のプレ講座は、素晴らしい参加者に恵まれて、いい議論がなされ、参加者の方々も、有意義な情報を持って自坊に戻ることができたと思います。
ただ、残念なのは、時間が足りなかったことです。
もっと、質問したかった方、発言したかった方には、ほんとうに申し訳なかったと思います。
 
秋には、本格的に「葬式仏教価値向上委員会」がスタートします。
今回の講座でいただいたご意見をもとに、もっと有意義で、もっと刺激的な企画にしていきたいと思います。
 
 

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